「経費」の基本

経費には、広告宣伝費や交際費などといった「販売にかかる経費」と、給与や通勤費、消耗品費にあたる「社内でかかる経費」に大別されます。売り上げた商品に対する仕入れの原価を示す「売上原価」は経費に含まれませんので、費用とは異なります。また、経費は「損金」と呼ばれ、収益から損金を差し引いたのが「課税所得」といって法人税の対象となります。つまり、経費は利益から控除できるため、うまく処理していけば節税につながるわけです。

経費と扱われないケース

経費として扱われないケースとしては、例えば通勤費・交際費には限度額が定められています。福利厚生費も特定の従業員だけを対象としているのであれば、給与として扱われ本人に所得税がかかります。